2012年03月17日
宮城レポート「仮設住宅」
一軒だけ、仮設住宅に連れていってもらいました。
以前、冬服を送ったときに配られたここの仮設住宅では
私達が石垣から書いたメッセージが貼られていましたよ。
行ったときは、看護士さんが数名いて、おじいちゃんおばあちゃんを集めて
体操していました。みんな楽しそう。。。
終えた方々数名残り、お茶の時間だったので石垣から持っていった
黒糖や、サーターアンダギー、かまぼこなんかを広げて頂いてもらいました。
すっごっく好評で、とくにサーターアンダギーは
「これがあの噂のサーターアンダギー!」
「美味しい♪美味しい♪」
と喜んで頂きました。
血圧の高めなお年寄りも多く、
「一日一欠片食べたら体にいいよ~」と黒砂糖を進めると
喜んで食べられていました、笑。
あのね。
写真撮れなかった。。。
別に撮ってもよかっただろうけど、そこには仮設住宅の日常があったから。
突然、とくに何のワークショップをやるでもなく、
沖縄から現れた私が、日常をパシャパシャ撮ると言うことは
とっても失礼だと感じたから。
例えば自分のお家に友達がいて、知らない人がお菓子持ってきて
写真撮りだしたらどんな気分になる?
そういうことです。
だから写真ないの。kuroちゃん、ほんとごめんなさい。。。
ここで聞いたことをまとめる
■じいちゃんが2~3日前から朝からお酒を飲みだした。とても心配だしあぶない。じいちゃんは漁師だった。私に「仕事がなくなって何もやることがない」と漏らしていた。
■ここ(集会所)に集まってくる人間はまだいい。どんなに声をかけても集まりに顔を出さない人が心配。
そういう人は一人で住んでいるから、安否確認の為一軒一軒声かけしている。
■とにかく、毎日一時間でもいいから集まりの場を設ける事が、一つの楽しみになっている。
■仲間通しで入れた仮設ならあんまり問題なく仲良くやっているが、ここみたいに抽選で入る人はなかなか友達になれないで孤独死が山ほどです。
■私達は被災者っていうバッジが胸に貼られている。ただこの場所にいただけなのに、1ランクレベルが人として下がっている。いらないものはいらない。かわいそうだと思う同情だけで色んなものを送ってよこすな。よこすなら最後まで誰が持ってきて、どうして持ってきたか、自分で一軒一軒回って運んでほ しい。物資なんて頼んでいない。
■家を建て替えた人も、仮設に入った人も、同じ金額の寄付金をもらっている。仮設では一切家賃などのお金はいらないから、タクシーに乗ってパチンコに行く人もいるそうだ。
■(ここの住宅の皆さんをとりまとめている女性)とにかく和を作りたい。私はいずれ家を建てていなくなるから、その後まとめることは絶対に出来ない。家を建てた人間の言うことなんて聞くはずもない。
だから、いなくなるまでの間、必死でここの人たちを繋ぐことだけ考えてやっていく。
(この女性はあちこちで講演会もされています。現状を訴える為に)
いつも何かの楽しみや小さな目標をたてて生きていく。
そうして気持ちを保ち、フラッシュバック等に立ち向かう。
小さな楽しみこそが、生きる楽しみであり、おびやかす退屈な日常をほんの少し断ち切る事ができる。
そうやって生きていくしかないんだと。。。
あの日、あの時の事は一生背負って生きていかなければならないんだと。。。
私はそう捉えました。
被災者という名のレッテル、バッチの意味もわかりました。
かわいそうとずっと思われるって、とっても苦痛だよね。
かわいそうだからやってあげる。それって何様?って話だし、
かわいそうだからやってよ。そう思う人もいるみたい。
支援は当然。ありがとうも何もない。だって被災者なんだから。
なんだかとっても間違っている。
だから心底一緒に生きて一緒に悩んでくれる友達がほしいんだなァ。
そして忘れられていく事の怖さがあると。。。
一年経った今、テレビで沢山ニュースになりました。
じゃ?来週は?再来週は?
いつも取り上げてくれるの?
どうせまたチラホラしか番組でやらなくなる。
そうしたら、まだまだ苦しみながら生きている人間がいることを
みんな忘れてしまわないかしら?という不安もあるそうです。
大丈夫です!
私は決して忘れません!
そして私の回りはそんな人だらけです!
一緒に悩んだり、ご飯食べたり、お話したりは出来ないけれど
ずっと離れていても出来ることを模索しながら
生きて行きますから。。。
自分がやって来たこと、やっていくことを勘違いしないように。
押しつけがましくならないように。
自己満足だけで終わらせないように。
明日、報告します。
日時 3月18日(日)
時間 午後5時~
場所 健康福祉センター視聴覚室
入場 無料
主催 子ども保養プロジェクト・石垣島
講師 吉野裕之「子供達を放射能から守る福島ネットワーク」世話人
報告 米盛佳織「天国にぶっ放せ」追悼の花火報告
ギャ~~~~~~~~~~~~~~~
き、き、き、緊張~~~~~
読んで頂きありがとうございました。
また、報告の報告をしますね。
私、人生で自分がやって来たことの発表って生まれて初めて。。。
イヤ~~~~~~~~~~~~
以前、冬服を送ったときに配られたここの仮設住宅では
私達が石垣から書いたメッセージが貼られていましたよ。
行ったときは、看護士さんが数名いて、おじいちゃんおばあちゃんを集めて
体操していました。みんな楽しそう。。。
終えた方々数名残り、お茶の時間だったので石垣から持っていった
黒糖や、サーターアンダギー、かまぼこなんかを広げて頂いてもらいました。
すっごっく好評で、とくにサーターアンダギーは
「これがあの噂のサーターアンダギー!」
「美味しい♪美味しい♪」
と喜んで頂きました。
血圧の高めなお年寄りも多く、
「一日一欠片食べたら体にいいよ~」と黒砂糖を進めると
喜んで食べられていました、笑。
あのね。
写真撮れなかった。。。
別に撮ってもよかっただろうけど、そこには仮設住宅の日常があったから。
突然、とくに何のワークショップをやるでもなく、
沖縄から現れた私が、日常をパシャパシャ撮ると言うことは
とっても失礼だと感じたから。
例えば自分のお家に友達がいて、知らない人がお菓子持ってきて
写真撮りだしたらどんな気分になる?
そういうことです。
だから写真ないの。kuroちゃん、ほんとごめんなさい。。。
ここで聞いたことをまとめる
■じいちゃんが2~3日前から朝からお酒を飲みだした。とても心配だしあぶない。じいちゃんは漁師だった。私に「仕事がなくなって何もやることがない」と漏らしていた。
■ここ(集会所)に集まってくる人間はまだいい。どんなに声をかけても集まりに顔を出さない人が心配。
そういう人は一人で住んでいるから、安否確認の為一軒一軒声かけしている。
■とにかく、毎日一時間でもいいから集まりの場を設ける事が、一つの楽しみになっている。
■仲間通しで入れた仮設ならあんまり問題なく仲良くやっているが、ここみたいに抽選で入る人はなかなか友達になれないで孤独死が山ほどです。
■私達は被災者っていうバッジが胸に貼られている。ただこの場所にいただけなのに、1ランクレベルが人として下がっている。いらないものはいらない。かわいそうだと思う同情だけで色んなものを送ってよこすな。よこすなら最後まで誰が持ってきて、どうして持ってきたか、自分で一軒一軒回って運んでほ しい。物資なんて頼んでいない。
■家を建て替えた人も、仮設に入った人も、同じ金額の寄付金をもらっている。仮設では一切家賃などのお金はいらないから、タクシーに乗ってパチンコに行く人もいるそうだ。
■(ここの住宅の皆さんをとりまとめている女性)とにかく和を作りたい。私はいずれ家を建てていなくなるから、その後まとめることは絶対に出来ない。家を建てた人間の言うことなんて聞くはずもない。
だから、いなくなるまでの間、必死でここの人たちを繋ぐことだけ考えてやっていく。
(この女性はあちこちで講演会もされています。現状を訴える為に)
いつも何かの楽しみや小さな目標をたてて生きていく。
そうして気持ちを保ち、フラッシュバック等に立ち向かう。
小さな楽しみこそが、生きる楽しみであり、おびやかす退屈な日常をほんの少し断ち切る事ができる。
そうやって生きていくしかないんだと。。。
あの日、あの時の事は一生背負って生きていかなければならないんだと。。。
私はそう捉えました。
被災者という名のレッテル、バッチの意味もわかりました。
かわいそうとずっと思われるって、とっても苦痛だよね。
かわいそうだからやってあげる。それって何様?って話だし、
かわいそうだからやってよ。そう思う人もいるみたい。
支援は当然。ありがとうも何もない。だって被災者なんだから。
なんだかとっても間違っている。
だから心底一緒に生きて一緒に悩んでくれる友達がほしいんだなァ。
そして忘れられていく事の怖さがあると。。。
一年経った今、テレビで沢山ニュースになりました。
じゃ?来週は?再来週は?
いつも取り上げてくれるの?
どうせまたチラホラしか番組でやらなくなる。
そうしたら、まだまだ苦しみながら生きている人間がいることを
みんな忘れてしまわないかしら?という不安もあるそうです。
大丈夫です!
私は決して忘れません!
そして私の回りはそんな人だらけです!
一緒に悩んだり、ご飯食べたり、お話したりは出来ないけれど
ずっと離れていても出来ることを模索しながら
生きて行きますから。。。
自分がやって来たこと、やっていくことを勘違いしないように。
押しつけがましくならないように。
自己満足だけで終わらせないように。
明日、報告します。
日時 3月18日(日)
時間 午後5時~
場所 健康福祉センター視聴覚室
入場 無料
主催 子ども保養プロジェクト・石垣島
講師 吉野裕之「子供達を放射能から守る福島ネットワーク」世話人
報告 米盛佳織「天国にぶっ放せ」追悼の花火報告
ギャ~~~~~~~~~~~~~~~
き、き、き、緊張~~~~~
読んで頂きありがとうございました。
また、報告の報告をしますね。
私、人生で自分がやって来たことの発表って生まれて初めて。。。
イヤ~~~~~~~~~~~~
Posted by レキオ店長 at 19:08│Comments(2)
│東日本
この記事へのコメント
お帰りなさ~い!
じいちゃん、ばあちゃんが喜んでくれたことが何よりです(*^^*)
じいちゃん、ばあちゃんが喜んでくれたことが何よりです(*^^*)
Posted by じろQ at 2012年03月20日 19:48
kuroちゃん。コメント遅くなってごめんなさい。
お土産あるからさ~~。
あさひの顔見ながらもって行くね~~♪
砂糖やお菓子はじいちゃんよりばあちゃんに好評だったよ~。
お土産あるからさ~~。
あさひの顔見ながらもって行くね~~♪
砂糖やお菓子はじいちゃんよりばあちゃんに好評だったよ~。
Posted by レキオ店長 at 2012年03月24日 12:07